ブログのお友達が40年前に手掛けた高砂の木目込みのお人形がそのままになっているとお聞きしたので、
私が続きをしてあげると言ったものの2ヶ月も温めてしまった「高砂」がやっと仕上がって、お友達の元に帰りました。
大きなボディも布地も保存状態が良くて大事にされていたことがよくわかりました。
お顔も品があって良いお品でした。
お友達が木目込んであった袴を汚さないように注意しつつ、まずは溝を修正して磨きました。
そして晒布を全体に木目込んで、(一手間かけることで重みが出ます)
巻いてあった布地が華やかでどの色を選ぶのか少々迷いましたが、布に余裕があったので型紙なしでも安心して木目込みできました。
衿の茶色でお二人をお揃いにしました。
能面の翁嫗のお顔が微笑んでいられるのに助けられて どうにか出来上がりました。
お友達にも気に入っていただけたようでホッとしました♪
信用して託してくださったお友達に感謝です!
それにしても遠くまで往復した翁嫗はご苦労様でした^^
最初に素晴らしいステッチのご褒美を頂いてしまいましたので、愛でてから心して仕上げたいと思います。