高砂を作る

ブログのお友達が40年前に手掛けた高砂の木目込みのお人形がそのままになっているとお聞きしたので、
私が続きをしてあげると言ったものの2ヶ月も温めてしまった「高砂」がやっと仕上がって、お友達の元に帰りました。
大きなボディも布地も保存状態が良くて大事にされていたことがよくわかりました。
お顔も品があって良いお品でした。

お友達が木目込んであった袴を汚さないように注意しつつ、まずは溝を修正して磨きました。
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そして晒布を全体に木目込んで、(一手間かけることで重みが出ます)
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巻いてあった布地が華やかでどの色を選ぶのか少々迷いましたが、布に余裕があったので型紙なしでも安心して木目込みできました。
衿の茶色でお二人をお揃いにしました。
能面の翁嫗のお顔が微笑んでいられるのに助けられて どうにか出来上がりました。
高砂を作る_e0158687_22345571.jpg
お友達にも気に入っていただけたようでホッとしました♪
信用して託してくださったお友達に感謝です!
それにしても遠くまで往復した翁嫗はご苦労様でした^^

最初に素晴らしいステッチのご褒美を頂いてしまいましたので、愛でてから心して仕上げたいと思います。


by miistitch | 2017-03-30 23:16 | 木目込み人形 | Comments(2)
Commented at 2017-03-31 18:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by miistitch at 2017-03-31 22:07
#鍵コメさん 高砂は人気で生徒さんも作りましたが翁の袖を1枚でぐるっと入れるので難しいようです。
袴はちゃんと入っていましたから習われてたら大丈夫だったと思いますよ^^
お彼岸に間に合わなくてごめんなさい。
どう入れようか迷いすぎました〜 ♪
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