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能 ”巴”

真多呂2世が、昭和五十二年、2度目に発表した能シリーズから、
”巴” を作りました。
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艶やかさ、優しさを漂わせた武士の姿をした巴御前の亡霊をモデルにした作品です。(真多呂季刊誌「麗」より)

「日本語と日本文化」より引用させてもらいます。
能「巴」は巴御前と木曽義仲の悲しい死に別れを描いた作品で、
主人公の巴は木曽義仲の愛妾として、義仲と最後まで行動をともにし、一緒に討ち死にしようとするところを、女だからという理由で、義仲から一人逃げ延びるように諭される。それでも立ち去りかねて、敵の武将と一戦を交えたりするが、最後には義仲の強い言葉に煽られて、ひとり逃げ延びる。

能ではその巴が、義仲をおいてひとり逃げたことの無念さを、戦死の無念さに劣らぬものとして描いている。

作者は不明であるが、平家物語第九巻「木曽最後」に題材をとっていると思われる。巴御前が歴史上の人物として登場するのは、平家物語のこの部分においてだけである。

平家物語は、巴御前について次のように書いている。

「木曽は信濃をいでしより巴、山吹とて二人のびぢよをぐせられたり。山吹はいたはりあつて都にとどまりぬ。なかにも巴は色しろうかみながく、容顔誠に美麗なり。くつきやうの荒馬のりの、あくしよおとし、弓矢うちものとつては、いかなる鬼にも神にもあふといふ、いちにんたうぜんのつはものなり。さればいくさといふときは、さねよきよろひきせ、つよゆみ、大太刀持たせて、いつぱうのたいしやうにむけられけるに、どどのかうみやう、肩をならぶるものなし。さればこんどもおほくのものおちうせ、討たれけるなかに、七騎がうちまでも、巴は討たれざりけり。」

夫によると吉川英治の平家物語では、巴は本妻で木曽の出、山吹は伊那の出伊那乙女だとか。
ちょうどキンドルで読んでいるところで話が合いました。

義仲を渡しはせぬ、エイエイヤー 義仲が無事自害を遂げるまで、、、。
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動きのある たおやかなお姿です。


能面を付けると、急に幽幻な雰囲気が漂います。

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真多呂2世は、舞台でのナマの雰囲気のようなものを出すためと、お人形を作り終わり最後に能面を付ける時、ちょっとした角度の違いで雰囲気が変わるという実際の感じを味わえるように、面を別作りで取り外しができるように考えられたそうです。

 ちょっとドキドキしながら、面を付けてみました。
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昔の真多呂の季刊誌を引っ張り出し、まだ見たこののないお能の世界を表現すべく、ネットで舞台も見て仕上げました。



by miistitch | 2017-08-31 18:05 | 木目込み人形 | Comments(2)

地唄舞 小夜衣 


”小夜衣” 出来上がりました。

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真多呂人形の説明書
秋の情緒を背景に、やるせない我が身の境遇を訴えます。
無駄な動きを省き、象徴的に表現する地唄舞にふさわしく、内面的な奥深さが伝わってくる作品です。

これで、二十五年前に作っておいた”面影”との3作品が、出来上がりました。

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”面影” 真多呂人形の説明書
亡き人の面影を懐かしみ、過ぎし日に思いをはせる、そんな一瞬の「間」を捉えました。
溢れるばかりの追慕の念が、時の流れすら静止させてしまいます。

長いこと眠らせておいて、やっと仕上げることができて、感無量です。
立ち姿、膝を折った姿、座り姿、三様の地唄舞のお人形が出来上がって、
優美な姿に、「やはり真多呂人形はいいな」と改めて思っています。




by miistitch | 2017-08-17 13:58 | 木目込み人形 | Comments(0)

夏すみれ

夏すみれが満開です。
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去年の花の種が発芽したそのまま。
この時期になり土を耕すと、自然に発芽してくれる強い花です。
朝、散水するだけで、夏の暑さにもどうにか耐えて咲いてくれています。
おとといの久しぶりの雨で元気を取り戻しています。

今年の沖縄のお盆は九月。旧暦で今年は閏年、五月が2回ありました。
まだまだ暑い日が続きます。
皆さんも、夏バテしないで、元気に暑さを乗り越えてください。
今年は本土の孫が受験なので来なくて、静かな八月です。


by miistitch | 2017-08-14 10:10 | 庭の花と菜園 | Comments(0)

 地唄舞 菊の露

”艶の舞シリーズ”の”菊の舞”を仕上げました。
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菊を眺めながら思うのは、会いに来てくれぬ人のつれない心

真多呂人形のお家元が製作した時のモデルは、武原はんさんと聞いています。
私は昔、武原はんさんの90歳の舞を観る機会があって、とても感銘を受けました。
地唄舞は初めて観たのですが、日本舞踊とは違った趣があって、目の見えない三味線弾きの方の声が今でも耳の底に残っている気がします。
その後このシリーズが再販されたので購入しましたが、修正を手がけてからも、だいぶ月日が経ちました。
以前の修正で溝がとても細くしてあったので、下貼りの晒を入れ、木目込みがやっとやっとでした。
以前の布より再販のこのお品の布は厚かったのに考慮してなかったようです。

木目込み人形の製作まだ続きます、、、。
by miistitch | 2017-08-10 09:46 | 木目込み人形 | Comments(2)

ハロルド Tシャツに付ける

”きかんしゃトーマスのししゅうブログ”でいただいた図案をステッチしたハロルドを、孫のTシャツに付けてあげました。
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娘が汚すからというので、背中につけてあげたのですが、気に入っているようで、写真のモデルもじっとして頑張ってくれました♪
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HAROLDの字の上には 孫ッチの名前が。
子供は大きくなるのが早いです。
来る度に孫の一言にやられています。
”きかんしゃトーマスのししゅうブログ”さん、本当に有難うございました!
by miistitch | 2017-08-07 14:54 | Cross Stitch 等 | Comments(0)